食材宅配って便利で、一度利用し始めたらハマること間違い無し。
私は生活クラブの宅配に頼り切ってるのですが、ちょっと目新しいものにも挑戦してみたいなと思い始めていた今日このごろ。
そんな私の目に止まったのが「伊勢丹ドア」。
そう、あの有名デパート、三越伊勢丹の食材宅配なんです。
デパ地下惣菜コーナーの食材が自宅に届くなんて、めっちゃワクワクしますよね。
調べてみると、内容的にオイシックスとかぶるものもあるんだとか。
それなら野菜やミールキットも期待できそう。
伊勢丹ドアおためしセットが届いた!
2020年9月中旬。
こんな感じの、ほっこりした可愛いデザインのダンボールで伊勢丹ドアのおためしセットが我が家にやってきました。
思ってたよりコンパクトでした。
もっと大きなのが届くと思ってた。
ステッカーの貼り方もきっちりしてて、梱包もすごく丁寧な仕事してるなぁ、さすがデパートはちがうわぁ!
などと感心しながらダンボールを開ける私も、自然と丁寧になります。
開けてまず姿を表したのは薄めの緩衝材。
ダンボールにピッタリサイズ!無駄がないね。
緩衝材の下には、ご利用ガイドと入会案内、おためしセットのご紹介チラシがありました。
チラシの下にまた緩衝材。
今度のは、上のよりちょっとふわっとしてます。
ふわっとした緩衝材をとると、やっとおためしセットの食材が出てきました~。
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベの箱で、めっちゃテンションが上ります。
気になる中身をチェック
中身をそ~っとそ~っと、出して並べてみました。
写真の左上から時計回りに紹介しますね。
- ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベバウムクーヘン<約1,000円>
- 聘珍樓 生中華めん<380円>
- とろーりなめらかプリン<128円>
- ラ・カンティーヌ 鯖フィレエクストラバージンオイル漬<430円>
- トロなす(オイシックス)<380円>
- 山芋寄せ豆腐<315円>
- 甘夏ミニトマト(オイシックス)<410円>
- ひとくち揚げかまぼこ ひじき味<340円>
- 北海道産じゃが芋を味わう明太ポテトサラダ<980円>
- 黄味恋したまご6個<298円>
<価格はすべて税抜・2020年9月現在のものです。>
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘンが、このサイズでのものがなく正確なお値段が分からないのですが、大きさから見てだいたい1,000円前後になるかなと予想。
それで10品を合算してみると、4,661円。
これがお試し価格1,980円、つまり半額以下だからめっちゃお得ですね。
ではひとつづつ順に紹介していきますよ~。
これぞ本物「ホレンディッシェ」
本物のバウムクーヘンと言われている「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」。
バウムクーヘンの本場ドイツでは、バウムクーヘンを作るときにバター以外の油脂を使わない、膨張剤を使わない、といった厳格な基準があるんだそうです。
日本でもバウムクーヘンは人気のお菓子で、ユーハイムやアンリシャンパルティエのバウムクーヘンは私も大好き。
だから本物のバウムクーヘンって一体どんな味なんだろうって、ワクワクしながら箱の裏を見てみたら、なんと製造はユーハイムって。
ホレンディッシェってユーハイムなの?
まぁ、そうはいっても材料や製造方法はユーハイムとは違うんでしょうけど。
ということで、気を取り直して箱を開けてみます。
「日本の皆様へ」というメッセージが1枚。
それを取ると、袋に入ったバウムクーヘン。
なんだかこのイラスト、女性の表情が優しくて、色合いも落ち着いてるのでほっこりしますね。
袋を開けて、ついにバウムクーヘンが姿を現しました。
これが本物のバウムクーヘンかぁ。
ふわ~っとバターのいい香りがしてきますが、画像でおわかりのとおり、とてもコンパクトサイズです。
家族4人で4等分して食べましたが、何なら1人で全部食べられそう。
ナイフで切り分けるときも、フォークを刺すときも、ちょっと硬い手応えがありました。
しっとり柔らかな日本のバウムクーヘンが大好きな我が家、若干不安がよぎります。
パサパサだったらお母さんにあげるねって娘にいわれるし。
ところが、ひとかけら口に入れてみると、びっくり。
生地はしっかりしてるのに不思議と柔らかくて、ほどよくしっとりしてて。
今まで食べたことのないバウムクーヘンなんです。
これは絶品。
家族全員が「これはまた食べたい」という意見で一致しました。
飲み干すおいしさ「聘珍樓生中華めん」
聘珍樓(へいちんろう)の生中華めん1人前です。
私はラーメンは豚骨派なので、これは夫にあげようかとも思ったのですが、やっぱりせっかくの伊勢丹なので、私のおひとりさまランチでいただくことに。
私は知らなかったのですが、聘珍樓って、日本に現存する最も古い中国料理店なんだそうです。
食べログでも星が3.68と、なかなかの高評価でした。
ということで、期待に胸を膨らませながら、面倒な調理工程にもめげず作っていただきました。
そして感想は、めっちゃくちゃおいしかったです。
醤油ラーメンだと思うのですが、スープのあまりのおいしさに、たまらず全部飲んでしまったほど。
醤油ラーメンっておいしいんだ!
ついていたチャーシューもしっかり甘辛味で柔らかい。
これがあるなら、そんじょそこらのラーメン屋の醤油ラーメンより、家で食べるほうがおいしいかも。
ただ、お店並みにトッピングをあれこれ準備したり、生麺を茹でたりの手間を考えると、私はラーメン屋でとんこつラーメン食べたいかな。
でも、こんなにおいしい醤油ラーメンがあると知られてよかったです。
なつかしい味の「なめらかプリン」
一見すると、なんか普通のプリン。
パッケージも全然おしゃれじゃないし。
ちょっとおしゃれなお豆腐かと思っちゃった。
これは1個しかないので、けんかにならないようにこそっとそ~っと、私が食べるしかないやつです。
大きさはこれくらい。
よくあるサイズ感です。
上の蓋をベリっと剥がすと、ツルンとしたプリンが姿を現し、あま~い香りが漂ってきました。
見た感じは高級なプリンによくある濃厚なクリームって感じはなくて、ほんとにプリン。
スプーンですくってみると、めっちゃくちゃ柔らかい。
蒸してハリがある硬めのプリンかなと思ってたんですけど、これは予想を裏切る柔らかさです。
そして口に入れるととろ~っととろけて、ふんわりと鼻に抜けるたまご感。
あぁ、これはプリンの味。
そう、昔懐かしい素朴なプリンの味なんです。
でも、食感はとろとろ。
なるほど!これはおもしろい。
底にはしっかりとカラメルソースが入ってました。
このカラメルソースも、苦すぎず甘すぎずの、奇をてらっていないオーソドックスなカラメルソース。
素朴なプリンとよく合って、幸せな気持ちになりました。
デパートのグルメって聞くと、流行りでおしゃれなものとか、珍しいものとかばかりだと勝手に思ってたけどこのプリンは違いました。
これ、また食べたいなぁ。
セレブなサバ缶「ラ・カンティーヌ」
ホレンデッシェと同じようなおしゃれなカラーリングの缶詰、ラ・カンティーヌのサバ缶です。
これ1個で430円って、めっちゃセレブな缶詰。
高級なサバ缶といえば最近、サヴァ?というサバ缶を食べてみたのですが、並べてみると大きさの違いは一目瞭然。
サヴァ缶は170gに対して、ラ・カンティーヌはたった70gしか入ってないんです。
そして、多くのサバ缶がぶつ切り状態で入ってるのに対して、ラ・カンティーヌのサバ缶は”開き”の状態で入ってるので食べやすいそうです。
まだ試食できてなくてすみません。
口コミを調べても高評価で、パッケージがおしゃれなのでプレゼントにもいいなんて口コミもありました。
サラダにするか、パスタにするか、はたまたそのままいただくか・・・。
しばらくはおしゃれな缶を眺めて、楽しい想像を膨らませていることにします。
とろとろ濃厚な「トロなす」
これはオイシックスのお野菜です。
随分昔にオイシックスのおためしセットを買ったことがあるのですが、その中にも入ってました。
久々に食するトロなす。
たしかあのときは「素材を味わうためにはシンプルな調理が一番」なんて言って、フライパンで焼いてお醤油で頂いた記憶があります。
ただ単に、私に料理の腕がなかっただけです。
その時食べた、このトロなすの”とろとろ具合”に感動したのを覚えてたので、今回は焼くだけじゃなくひと工夫をしてみようと思い立った私。
せっかくひとつ380円もする高級品なので、家族にもおいしく食べてほしいですしね。
というわけで、トロなすの料理についてはこちらの記事に書いてます。
丼にしたい「山芋寄せ豆腐」
その名の通り、山芋の入ったお豆腐です。
ラベルを取ると、お醤油とわさびがありました。
蓋はベリッと剥がさず、包丁などの刃物で切って開けてって書いてあるので早速。
普通のお豆腐と違って、パックの上部分に空間があるせいかスルスルと開けやすかったです。
スプーンですくってみると、ネバネバしてるのがわかります。
うまく写真に取れなかったのですが、とろみがあるのは何となく伝わるでしょうか?
我が家の娘は私のを一口もらえたらいいとのことだったので、3人分に分けると、1人分はこれくらいになりました。
これに添付のお醤油とわさびをかけていただきましたが、これがなんとも不思議な触感。
味はお豆腐より、山芋のほうが強かったかな。
でも山芋だけで食べるよりも、断然あっさりしてて食べやすい。
噛むとシャリシャリと山芋の食感が分かるのも不思議な感じで、なかなか楽しかったです。
3人で分けたので、最初はちょっと少ないかなと思いましたが、思ってたより食べごたえのある量で満足でした。
これでとろろ丼にしたら絶対おいしい!
「甘夏トマト」は酸味が勝利
甘夏ミニトマトってネーミングが、めちゃくちゃ甘そう。
フルーツの酸味が苦手な私にも、きっとおいしく食べられるに違いない。
こちらも、トロなすと同じくオイシックスのお野菜ですね。
開けてみると、サイズにバラツキがありました。
おいしければいいんですけど、一番大きいのはお弁当にはにはちょっと大きすぎ。
今回は、おためしセットに一緒に入っていた明太ポテトサラダに乗っけて食べてみました。
一番大きいやつだけ、半分に切って載せてます。
毎度芸のない盛り付けですみません。
で、味なんですが、正直いうとめっちゃ酸っぱかったです。
甘いと思って期待して噛んだら、口がキュ~ッてなったよ。
え~、どこが甘夏?
甘味と酸味のバランスがいい、とケースに書いてありますが、これは酸味の圧倒的勝利。
ちなみに、酸味が好きな夫も酸っぱいと言ってたので、これは確実に酸っぱいことに間違いない。
ショックに打ちひしがれながら洗い物しててふと気がついたのですが、もしかしてもうちょっと保存してから食べたら甘くなったのかな?
そんなこともある?
今回のおためしセットで一番残念賞は、この甘夏ミニトマトでした。
お上品な「ひとくち揚げかまぼこ」
デパ地下で人気の、髙政の揚げかまぼこだそうですよ。
こういう練り物ってお値段で全然味が違うので、ちょっと楽しみ。
原材料は、ありがちな感じです。
お皿に出してみると、ハート、ダイヤ、雪だるま?の形が1個づつ、あとは謎の形が5つで全部で8個。
娘は矢印、私はイカの形だと思いました。
切ってみるとこんな感じ。
そのまま食べてみてもおいしかったのですが、温かいともっとおいしいかなぁ。
ということで、玉締めごま油で軽く表面を焼いてみました。
焦がさないように、でもちょっとこんがりした感じにしたいなぁと思いつつ焼いていたら。
ちょっと焼きすぎてしまいました~。
せっかくのハートが・・・。
でも、外がカリッとして結果的においしくなりましたよ。
やっぱり高級品の味で、とても上品でおいしかったです。
形も可愛いので、お弁当に入れるのもいいかもしれませんね。
デパ地下惣菜「明太ポテトサラダ」
伊勢丹ドアのおためしって検索してると、ほとんどにオイシックスのビビンバのミールキットが入ってるんです。
だからてっきりそれが来ると思ったら、明太ポテトサラダでした。
オイシックスミールキットじゃなくてちょっとがっかりと思いきや、なんとこれ、デパ地下グルメのやつですよ。
ミールキットじゃなかったので最初はちょっとだけがっかりしたけど、デパ地下のポテトサラダとわかったら俄然興味が湧いてきます。
ミーハーですね。
北海道産じゃが芋を味わう明太ポテトサラダについてはこちらの記事をどうぞ。
お日様みたいな「黄味恋したまご」
きれいなたまごが6個で298円。
高級ですね。
調べてみると、エサにウコンや甘草、海藻やカニの粉末、よもぎなどを加えてる親鶏のたまごなんだそうです。
上の画像のむかって左が黄味恋したまご、右が生活クラブのたまごです。
黄味恋したまごの方は、黄身の黄色がオレンジでお日様みたいな色ですね。
殻もしっかりと堅くて、嫌な臭みのないとってもおいしいたまごでした。
黄身が濃いすぎて、後味がくどくなることもなかったのは◎!
さすがお値段のことだけはあるなって思いましたが、日常使いするなら生活クラブのたまごの方が好きだなというのが正直な感想。
まとめ
伊勢丹ドアのおためしセット、なかなか充実した内容で大満足でした。
実際定期購入すると、どんなものが購入できるのかまだ詳しく調べていないのですが、デパ地下グルメが自宅に定期便で届くっていうのはとにかく魅力的。
ただ生協みたいに、特に安心安全にこだわっているわけではなく「おいしい」を最優先してる印象でした。
でもたまには難しいことを考えず、「ちょっとぜいたくしておいしい」を味わうのもいいですよね。
今回のおためしセットで、我が家で一番好評だったのはやっぱりホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ。
これはもう一度と言わず、何度でも食べたいスイーツです。
たださすが伊勢丹なので、庶民の私が定期購入するのはちょっと懐が辛い。
なにかのイベントのときに利用したら、楽してちょっとおしゃれな食事になっていいかなって考えています。